アテになる話 › 5F 日本ピンク文化史
5F 日本ピンク文化史100本・読む順
「だいたい名前と中身がずれとる」。制度と歴史の話や。中身の案内はせえへん。
- #1吉原の公認——許すと管理を抱き合わせた日
- #2享保の改革と艶本統制——絶版にしたら、地下で値が上がった
- #3芸娼妓解放令——外圧で出した、紙の上の解放
- #4刑法175条——空白のまま100年効いとる一文
- #5RAA(特殊慰安施設協会)——敗戦3日後に国が動いた記録
- #6GHQの公娼廃止覚書——廃止の日に、代わりが用意されとった
- #7映倫と成人映画指定——お上より先に、自分で線を引いた
- #8チャタレイ事件——動く物差しを作った裁判
- #9売春防止法と赤線の終わり——80年かかった宿題が出た春
- #10悪徳の栄え事件——負けた側の五人が残したもん
- #11四畳半襖の下張事件——文壇総出でも、有罪やった
- #12愛のコリーダ裁判——連敗の果ての、初めての勝ち
- #13風営法の大改正——8条の法律が51条に膨れた年
- #14ヘアヌードの事実上解禁——法律は一行も変わってへん
- #15バイアグラとピル——半年と34年の差は誰が作ったか
- #16出会い系サイト規制法——400年前の設計図がネットに届いた
- #17松文館裁判——摘発の理由は、絵が上手いから
- #18メイプルソープ税関事件——国境をまたいだら違法になった本
- #19ろくでなし子事件——形は同じ、入れ物で罪が割れた
- #20AV出演被害防止・救済法——国会が三か月で塞いだ穴
- #21三大遊廓——華やかな話は、頂点だけやった
- #22岡場所——公認の横に、七十か所の非公認
- #23待合と三業地——座敷で国の予算が決まっとった
- #24カフェーと女給——パリの真似が、肝心だけ違うた
- #25赤線・青線——地図の上だけに在った12年
- #26飛田新地——看板を下ろさんかった街
- #27額縁ショーとストリップ劇場——動かへんことが芸術やった
- #28キャバレー——名前はパリ、中身は日本の発明
- #29トルコ風呂——名前を取り上げられた風呂
- #30ソープランド改名——留学生一人が取り戻した国の名前
- #31ラブホテル——名前ばっかり替えてきた建物
- #32回転ベッド——条文に書かれて止まった家具
- #33ピンクサロン——歴史が口伝でしか残らん業態
- #34温泉街のショー——団体旅行と一緒に消えた夜
- #35秘宝館——いかがわしい名前が守っとったもん
- #36ノーパン喫茶——7年で法律を作り直させた徒花
- #37エロ本自販機——武器がそのまま罪状になった箱
- #38テレクラ——声だけの出会いを発明した店
- #39ダイヤルQ2——善意の集金箱が温床になった話
- #40ファッションヘルス——日本で一番健康そうな名前の謎
- #41デリバリーヘルス——法律が発明した「店のない店」
- #42歌舞伎町——歌舞伎座は建たず、76年目に歌舞伎が来た
- #43春画——世界が先に驚いた、江戸のもう一つの仕事
- #44黒田清輝『朝妝』——博覧会に裸の絵を出したら新聞が燃えた
- #45エロ・グロ・ナンセンス——流行語が検閲と一緒に育った
- #46ブルーフィルム——温泉の座敷に現れた、音の出ない名物
- #47カストリ雑誌——3号で潰れる雑誌が千種も出た
- #48『太陽の季節』——障子を破った小説が芥川賞を取った
- #49ピンク映画——摘発が宣伝になった、800万円の大ヒット
- #50『壁の中の秘事』——国辱と呼ばれた映画が、日本代表やった
- #51『11PM』——深夜の不毛地帯をお色気が開拓した
- #52『平凡パンチ』『週刊プレイボーイ』——男の週刊誌はここから始まった
- #53日活ロマンポルノ——濡れ場のルールが、名監督を育てた
- #54『薔薇族』——文通欄が、全国の一人ぼっちをつないだ
- #55『GORO』と「激写」——アイドル写真の文法はここでできた
- #56『JUNE』——少年愛の雑誌が、巨大ジャンルの源流になった
- #57ビニ本——開けてみるまで分からん本が、月130万冊売れた
- #58『写真時代』——摘発されるたびに売れた雑誌
- #59AV元年——ビデオデッキが、劇場を客の家に運んだ
- #60裏ビデオ『洗濯屋ケンちゃん』——ビデオデッキの景品が伝説になった
- #61フランス書院文庫——官能小説が、文庫の棚に座った
- #62黒木香『SMぽいの好き』——国立大生の出演がワイドショーを制した
- #63レディースコミック——女の欲がコンビニに並んだ日
- #64『ギルガメッシュないと』——地上波お色気、最後の祭り
- #65『Santa Fe』——新聞の全面広告が裸だった朝
- #66『失楽園』——日経に載った性愛小説と流行語になった不倫
- #67DMMからFANZAへ——レンタルビデオ屋が最大手になった道
- #68『全裸監督』——昭和のAVが世界190カ国に届いた日
- #69「ピンク」がエロを指す理由——記者の思いつきが国語になった
- #70「エッチ」の語源——アルファベット一文字の大出世
- #71「風俗」の意味の転落——えらい言葉が夜の店の名前になった
- #72「よろめき」——三島由紀夫が生んで、ドラマが殺した言葉
- #73「不倫」と『金曜日の妻たちへ』——金曜の夜10時が止まった
- #74「巨乳」——言葉が生まれると、身体が部品になる
- #75「セクハラ」——福岡の女性が一人で変えた職場
- #76「AV女優」から「セクシー女優」へ——呼び名は職場の空気の温度計
- #77ピンク電話——エロより先にピンクやった話
- #78コンドーム国産化——同じ年に生まれた二社と、女性の創業者
- #79南極1号とダッチワイフ——伝説やと思っとったら、ちゃんと記録があった
- #80電マ——肩たたき器が、メーカーの知らんところで別の道具になった
- #81ティッシュ配り——マッチの代わりに考えられた、日本独自の広告
- #82ピンクチラシ——電話ボックスを埋めた紙は、なんで消えたんか
- #83モザイク——法律が命じたわけやない、業界の40年の綱引き
- #84裏本——ビニールの袋の中身は、見せられへん
- #85「熟女」——ただの言葉が、棚の名前になった
- #86「大人のおもちゃ」——接頭辞ひとつで、商品が変わる
- #87伊藤整——敗けた男が残した「わいせつとは何か」
- #88一条さゆり——線の下で踊り、線を見せられなかった女
- #89団鬼六——SM小説を書店の真ん中に置いた男
- #90宇能鴻一郎——芥川賞作家が書いた「あたし、〇〇なんです」
- #91篠山紀信——「激写」の男が線を一本引き直した
- #92荒木経惟——私写真を世界の美術館に運んだ男
- #93村西とおる——「ナイスですね」の帝王は語り続ける
- #94代々木忠——演技を捨てて人を撮った監督
- #95飯島愛——「顔のあるAV」の設計を完成させた人
- #96末井昭——自販機の畑から生えた名物編集者
- #97ヌスレット・サンジャクリ——一人の青年が国の名前を取り戻した
- #98キンゼイ報告——性が「数字」になった日
- #99『エマニエル夫人』日本公開——普通の映画館にエロスが並んだ日
- #100PLAYBOY日本版——34年の翻訳が終わった日